| 不妊治療の第1歩は、排卵が毎月正確に起こっていることを確認し、夫婦生活を排卵期に確実に合わせることです。排卵期が近づけば来院していただき、超音波検査にて卵胞の大きさを測定していきます。卵胞は通常18〜20mmの大きさで排卵すると言われていますので、超音波検査にて卵胞が18mm以上になればhCGという排卵を確実に起こす注射を打たせていただきます。その翌日が夫婦生活を合わすタイミングの日になります。注意事項として、排卵日までに4日以上禁欲期間があくように調節していただきます。 |
| 排卵障害がある方やタイミング療法で妊娠されない場合には排卵誘発剤を使った治療を行います。排卵誘発剤には内服(クロミッド)と注射(フェルチノーム、パーゴグリーン)の2種類がありますが、個人個人により発育する卵胞の数や発育する速度に差がありますので、その方にあった最適の排卵誘発法を考えさせていただきます。また卵巣の腫れや多胎妊娠といった副作用を常に念頭におきながら治療を進めさせていただきます。 |
主に運動精子が少ない方やフーナーテストの結果がよくない方に適応されます。排卵期に子宮の中に細い管を入れ、精液を直接子宮の奥深くに注入することにより、卵管まで到達する精子の数を増やす方法です。精液そのものを注入する方法(通常法)の他に、以下の2つの方法があります。
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| 卵巣から直接卵子を採取し(採卵)、卵子を培養液の中で精子と一緒に培養して受精させ(媒精)、受精卵が発育した時点で子宮内に戻します(胚移植)。 当院における体外受精のスケジュール
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| 運動精子がきわめて少ない場合は、通常の体外受精では受精しませんので、顕微授精が必要になります。顕微授精は、直接卵細胞の中へごく微細な針を刺し、精子を直接注入する方法です。顕微授精を行っても卵の質が良くないと受精しません。受精率は70〜80%になります。顕微授精による妊娠でも奇形率は自然妊娠とほぼ変わりません。 |
| 体外受精で移植する胚の個数を2個以下に制限しますと、胚が余ることがあります。余った胚の中に良質な胚があれば、凍結保存しておいて、新鮮胚で妊娠しないか流産であった場合に凍結胚を融解して移植することが可能です。排卵誘発剤の注射をうったり、採卵する必要がありませんので、肉体的、経済的負担が少なくてすみます。当院では胚盤胞の時期に凍結していますので、超急速凍結法(ガラス化法)という方法で行っております。 |